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雑記

ゲームUIの設計ルールは雑でもいい【心を動かせ】

ゲームUIの設計ルールについて、ガチガチに決めてませんか。

それ自体はすごく良くて、とても素晴らしいとだと思います。

ただ、そのUIのルールに縛られるばかりに、面白みのない画面設計になってたりしないでしょうか。

必要なのはプレイヤーの心を動かすこと

ゲームのUIに必要なのはプレイヤーの心を動かすことです。

そういったことを考えるのはディレクター、プランナーの仕事だとと思うデザイナーもいるかもですがそうではありません。

企画者が考えた面白い、を目に見える形で伝えるのがデザイナー

UIデザイナーは、ディレクターやプランナーが考えた面白い体験を、実際に目に見える形で、操作できる形でプレイヤーに届けるのが仕事なんです。

ディレクターやプランナーが、自分の力でゲームの魅力や面白さをプレイヤーに届けられる範囲はとても限られています。

UIデザイナーが、ビジュアル表現を持ってプレイヤーに目に見える形で届けられるから遊んで貰えるんです。

プレイヤーは体験を得るためにゲームをする

そもそもプレイヤーがゲームをプレイする動機って、「対戦相手に勝つ」とか「可愛いキャラクターに会いたい」「カッコいいキャラクターに会いたい」とかそう言う体験を得るためです。

実際はディレクター、プランナーからもっともーっと具体的な「こう言う体験をさせたい」と言うコンセプト的なものが共有されてたりするのですが、それがゲーム全体で表現されているべきです。

それが表現できていないのにUIのルールだけはきっちり守られてるゲーム、誰が遊びたいと思うでしょうか。

整理されたUIに触れるためにゲームをするわけではない

ゲームをプレイする上で、UIのルールが統一されている方が操作する上では断然良いです。

ただ、それだけに囚われてルールを守ることを意識しすぎると、プレイヤーに感じて欲しい真の部分がぶれてしまうかもしれません。

ゲームUIのルールって何

では、そもそもゲームUIのルールって何のために必要なんでしょうか。

ユーザーの理解を促進するためのもの

一つは、プレイヤーがより快適に、迷わずにゲームをプレイするために必要なものです。

例えば、実行ボタンが「緑」、キャンセルボタンが「赤」だったとして、突然他の画面ではキャンセルボタンが「緑」になってるとプレイヤーは迷ってしまうし、下手すると操作ミスを引き起こしてしまうかもしれません。

細かいストレスを与えない様に、蓄積させない様に最低限のルールは不可欠です。

チームでUI設計をする上で必須

また、ゲームは規模が大きかったり開発期間が短かったりすると一人で一つのパートを作りきるのは困難です。

複数人でUI設計をする場合、ルールを設けておかないとそれぞれがバラバラなUI設計をしてしまい統一性や一貫性のないUIになってしまいます。

UIのルールに縛られすぎて面白みのない画面になる

とはいえ、ガチガチのUI設計ルールの中で画面デザインをするのはゲーム的には面白みにかけます。

例えば、お知らせやギフトギフトボックス用に用意した、リスト用UIがあったとします。

プレイヤーがゲーム内のアイテムを購入するショップ画面にもそれを用いた場合はどうでしょうか。

プレイヤー的には他の画面でも使われている、使い慣れているリスト画面なのですんなりと受け入れてもらえるかもしれません。

でも、それってゲーム的な表現としては面白いでしょうか。

プレイヤーが楽しんでゲーム内のアイテムを買おうと思えますでしょうか。

おそらく、ゲームのバランス設計やマネタイズの設計がとても良くできていれば買ってくれるでしょう。

それでも機能的には問題ないのですが、ゲームUIのデザイナーとして考えてみると、ショップという画面でも楽しんで貰える方がより効果的です。

例:ショップ画面をゲーム的な表現をするとどう効果的なのか

単純に、ビジュアルがいいだけでゲーム内のショップでアイテムを購入するプレイヤーは稀ですが・・笑

単純な汎用パーツで画面を構成するよりもゲーム内の世界観設定や、ビジュアル的なおもてなしをしてるだけで印象がグッと変わります。

ゲームキャラクター的な、看板娘が店に立っているだとか、豪華なアイテムになるにつれて見た目も大盛りでド派手なアイテムになるとか。

それだけでも、単調なショップ画面よりも心の動く画面になります。

まとめ:プレイヤーの心を動かすゲームを作ろう

タイトルで煽ってしまってますが、ゲームUIの設計ルールはマジで大事です。

ただ、本当に大事にすべきはプレイヤーがそのゲームをプレイしていて、どの画面でもそのゲームの魅力を感じられること。

楽しい、怖い、キュンキュン、ドキドキ、そのゲームのコアの体験をしっかり届けることが大事です。

ルールだけに囚われず、魅力的なゲームを作りましょう。

-雑記